血糖値が急上昇するとインスリンが大量に分泌され、その繰り返しが肥満や糖尿病に繋がりやすいのです。

今週も先週に続き「糖質」についての話題です。
今日は血糖値とインスリンのことを書きます。
甘いモノやご飯を減らすこともダイエットでは大事ですが、糖質を減らすばかりがダイエットの方法ではありません。

20130120083629例えばごはんは白米よりも玄米にしたほうがいいとか、食パンよりライ麦パンのほうがいいと聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。糖質の種類を変えたり、ゆっくり食べるようにしたり、ベジタブルファーストにするなど、食べ方の工夫することもダイエットや美容健康のためにとtrもいいことなんですね。

なぜかというと、これらは血糖値をコントロールしながら食事をするということにつながるからです。
糖質をとるときにはやはり血糖値とインスリンを意識した方がいいです。

 

血糖値とは

糖質は体内でブドウ糖に分解され、血液によって全身に運ばれます。その際の血液中のブドウ糖の濃度のことを「血糖値」といいます。

血糖値は人がモノを食べると食後30分前後をピークに上昇します。血液の中にエネルギーが満ちてくるということですが、三大栄養素の糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質が最も早く消化分解され、ブドウ糖になって血液中に送り込まれます。

血糖値の上昇は脳の満腹中枢に信号として伝えられ”満腹感”を感じる情報にもなります。

そしてそのエネルギー(ブドウ糖)が全身の細胞に取り込まれ、使われるとブドウ糖は減るのですからだんだん血糖値は下がってきます。
ちなみに血糖値が低くなるということは脳が空腹感を感じる情報になります。

つまり一日のうちに血糖値は何度も上がったり下がったりしているんですね。

そしてそのコントロールのためにインスリンというホルモンが関与します。

 

インスリンがブドウ糖を細胞に取り込むのです

血液の中にブドウ糖があっても、それが身体の器官に取り込まれないとエネルギーとして使えません。

血管から筋肉や臓器などエネルギーを必要とする部分の細胞に取り込まれないと使えないのですが、その取り込む役割に関与するのが インスリン です。

インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、24時間常に一定量分泌していますが、食事をして血糖値が上昇すると、ただちに分泌量が増え、血中に増えたブドウ糖を細胞に取り込もうとします。

取り込んで使われるから、身体は正常な活動ができ、使ってしまうから血糖値は次第に下がっていくのですが..

インスリンの働きが低下すると

ちなみに、健康診断で「高血糖」 と言われたらインスリンによってブドウ糖を取り込むプロセスががうまくいかなくなっていて、血糖値が高い状態が続いてしまってるんですね。

血糖値が高いままだと何が問題なのか..

血糖値が高い状態の血液というのは、例えば水に砂糖を溶かしたような粘度が高い状態であり、高血糖というのは血液がドロドロの状態が長く続くということです。

血液の粘度が高ければ流れにくいですから心臓に負担がかかりますし、余分な血糖は血管を傷つけ炎症を起こしやすくなり、血栓をつくって動脈硬化を進めてしまう原因になるのです。

さらには血糖値は満腹感や空腹感に関係しますから、そのコントロールが上手く行かなくなったり、
ブドウ糖が取り込まれないということは、身体の細胞にエネルギーが供給されないということなのですから疲れやすくなったり、身体のあちこちに支障をきたしやすくなります。

そして高血糖が進むと糖尿病になってしまうんですね。

糖尿病になりやすい日本人

では、なぜ血糖値のコントロールが上手くいかなくなってしまうのか?、原因は様々あります。すい臓そのものに問題が起こり機能しなくなるⅠ型糖尿病ということもあります。

しかし、運動不足や食生活の乱れ、つまり糖質の摂り過ぎなどが原因になるⅡ型糖尿病が圧倒的に多く、平成19年の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」の890万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」の1,320万人を合わせると、全国に2,210万人もいると推定されているのです。40歳以上で見ると、3人に1人は糖尿病、及び糖尿病の可能性が否定出来ない予備軍であると言われます。

日本人は欧米人に比べ肥満は多くありませんが、遺伝的に糖尿病になりやすい体質なのです。欧米人のように太る前に糖尿病になってしまうのです。ですからもちろん肥満には気をつけなくてはいけないのですが、太っていなくても生活習慣の配慮が必要なのです。その配慮すべきひとつが、血糖値を急激に上昇下降させる食事の習慣で、そのことがすい臓に負担をかけてしまっているということがあるのです。

 

血糖値の急上昇

では、どういう違いで血糖値が急上昇してしまったり、しなかったりするのでしょう。

まず、食べ過ぎは血糖値を上げやすいです。「食べ過ぎ=太る」 のですから太っている人は要注意です。でも、痩せの大食いの人だっていますよね。太らないからといって大食いするのはあまりよくないですよ。

それと、糖質にも様々な種類があると前に書きましたが、同程度の糖質を含む食品の中でも血糖値を急激に上げる食品とやゆるやかに上げる食品があります。急上昇してしまう食品ばかりを選んでいるとよくないんですね。

また、早食いで食事時間が短かいと急上昇しやすいです。ゆっくり食べるほうが血糖値はゆるやかに上がります。
食事の間隔があきすぎるのもよくないです。食事を抜いたり長時間食べないとそれだけ血糖値は下がります。血糖値が下がり過ぎたところでどか食いをしたりすると血糖値は急上昇してしまいますからね。

そのように食事の種類や仕方によって血糖値の上がり方は変わるのです。

そして急激に上がることでダイエットにも影響があるんですよ。

血糖値が急激に上がるということは、急激に体内にエネルギーが増えるということです。でもそのエネルギーを使いきれなかったら、それは脂肪に変換されるのですから、血糖値が急激に上がる食事は太りやすい食事なのです。

また、血糖値が急激に上がるとインスリンも急激に大量に分泌されます。それは急上昇した血糖値を早く下ようとするからですが、血糖値は満腹、空腹の情報でもあります。大量のインスリンの働きで血糖値が急降下するとお腹がすいたと感じやすくなります。
そしてお腹がすくからまた食べちゃう、その繰り返しがカロリーオーバーにつながりやすいんですね。

また、前記したとおり、インスリンの大量分泌を繰り返しているとすい臓がつかれてしまうんです。だから徐々にインスリンの分泌が悪くなったり、効きが鈍くなったりして、高血糖→糖尿病、ということになりやすいのです。

ダイエットのためにも、糖尿病の予防のためにも

なるべく血糖値がゆるやかに上がっていくような、穏やかな食事や生活スタイルにしたいものです。

では、どうしたらいいか、普段の生活や食事でどのような注意をすることが効果的かということを、明日以降書いていきたいと思います。

 

 

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