砂糖のキケン「砂糖の過剰摂取によるビタミン・ミネラル不足の問題」

テーマ14砂糖のキケン目次今週は「砂糖」の話題を書いています。この記事では砂糖の摂り過ぎによってビタミンやミネラルが不足してしまう問題についてです。

ビタミンやミネラルは野菜を食べる量が足りなかったり、昔に比べ野菜そのものの栄養素が落ちていることもありますし、普段から不足しがちな栄養素です。

ビタミン・ミネラルは体調を整えたり、身体の機能を上げる役割がありますから、不足すると身体のいろんな不調や精神の不安定につながります。

そして、砂糖を摂り過ぎるとビタミンやミネラルはさらに不足してしまうのです。

 

砂糖をとるとビタミンB群が使われちゃう

糖質は体内で分解されてエネルギーとして使われる時にビタミン・ミネラルを消費します。特に大量のビタミンB1を使ってしまいます。

ところが、砂糖はビタミンなど他の栄養素を全く含んでいません。
例えば野菜などでも糖質は含まれます。食べれば分解されるのでビタミンが必要ですが、野菜には糖質以外にビタミンやミネラルが含まれています。だからそれが使われるんです。

しかし砂糖にはそれがないので、体内の組織からビタミンを奪って使ってしまうことになるのです。
タバコを吸うと体内のビタミンが奪われると聞いたことがあるでしょう。
それと同じなのです。

ちなみに、ビタミンB群は、砂糖やタバコ以外でも、精製されたデンプン、カフェイン、アルコールの摂取によっても消費されてしまいます。ですから食生活に注意をしていないとビタミンが不足してしまうのですが、その中でも砂糖の摂り過ぎはやはり気をつけないといけないんですね。

 

ビタミンB1不足による心の不安定

ビタミンB1にはごはんやパンなどの糖質を分解する酵素の働きを助けてエネルギーに変える役割があります。ですからビタミンB1が不足をすると身体のエネルギーが使えなくなるのです。

エネルギー代謝が悪くなって疲れやすくなったり、手足がしびれたり、むくみ、動悸などの症状が現れます。ビタミンB1の不足は夏バテの原因になったりしますが、体力が奪われたり、元気がなくなるだけではありません。

脳や神経にとって糖質は唯一の大切なエネルギーなんですね。ですからビタミンB1の不足で糖質の利用効率が悪くなると、脳や神経系のエネルギー不足につながってしまうのです。
ですからビタミンが不足すると集中力がなくなったり、イライラが起こったり脳や神経系のトラブルにも繋がってしまうのです。

ビタミンB1は心を平安にし、感情を安定させるのに欠かせない栄養素といっていいでしょう。

ところが、現代社会では砂糖をついつい多量に摂取してしまう。
その砂糖の摂り過ぎが自律神経の乱れにも影響して、夜寝られなくなったり、うつなどにも影響を及ぼしているのです。

 

キレル子供は砂糖をとり過ぎている

子供はお菓子が好きです。大人がちゃんと管理をしてあげないと子供たちは甘いモノを摂り過ぎてしまいますが、砂糖の摂り過ぎで子供たちの体と心が不安定になることは重大な問題です。

子供たちが校内暴力などを起こしたり、いじめや登校拒否などになる原因の一つも、砂糖の過剰摂取から起こるビタミンB1の不足が影響して いるといわれるのです。

また、砂糖をとると血糖値は急上昇します。それは脳にエネルギーであるブドウ糖が沢山流れこむということで、その状態は「高揚した気分」と言えるでしょう。
しかし、急激に上がった血糖値は急降下をします。これは大量に分泌されたインスリンの働きによるのですが、急激な血糖値の低下の状態は、疲れや飢餓感や精神的な不安定感につながるのです。

思春期の子供がキレやすいのも砂糖の摂取が影響しているといわれますし、1日の砂糖の摂取量が30グラムを越えた幼稚園児に、「友達とうまく遊べない」、「ぐずぐずいう」、「寝起きが悪い」、「かんしゃくを起こす」、「元気がない」、「注意散漫」などの行動が多いという報告もあるのです。

小さいお子さんにはジュースやお菓子を与えすぎない方がいいですよね。
子供の時に、”好み”って形成されるわけですからね。
そして好みは大人になっても影響をするのです。

 

砂糖の摂り過ぎとアルツハイマー

もちろん砂糖の摂り過ぎは子供のうちだけの問題ではありません。成人でも、高齢になっても影響が起こります。

アルツハイマーになってしまう方は、若い頃に甘い物をよく食べていた人が多いという調査結果がありますが、家族からの聞き取り調査では、83.7%の患者さんが「好んで甘い物を食べていた」ということなんですね。

また、ある論文では、「アルツハイマー患者は極めて甘いものに対する嗜好が強い。」ということが報告されています。
具体的には、アメを1日中なめる、おはぎや大福なら5個くらいは平気で食べてしまう。コーヒーに砂糖をスプーンで3~4杯入れてしまう。アイスクリームを1日に5~6本食べてしまうなど。
患者の食行動には糖分、特に精製された砂糖の過剰摂取が極めて目立つ。とされています。

 

砂糖はカルシウムも奪う

また、ビタミンB群だけでなく砂糖は身体から、カルシウムも奪ってしまいます。
砂糖は酸性食品だからなのですが、ちなみに肉も酸性ですよ。現代は肉食の人が多いから身体のPHが酸性に傾きがちといわれますが、更に砂糖摂取が多い人は血液が酸性に傾きやすくなります。

すると、身体は血液を中性に保とうとして、アルカリ性のカルシウムイオンを使います。そのカルシウムは骨からもってくるわけです。
また、よくカルシウムが不足するとイライラすると言いますよね。そのことはあまり根拠が無いと言われるんですが、
逆にイライラしたり、ストレスが続くと血中のカルシウムが失われてしまうということがあるのです。

ストレス社会と言われる現代社会です。ストレスでカルシウムが減り、砂糖の影響によってストレスを感じやすくなり、その上砂糖の影響でもカルシウムが奪われる。そういったことも骨粗鬆症原因になっているのです。

ということで、砂糖というのは、あなたの身体から、ビタミンを奪ったり、カルシウムを奪ったり、大切なモノを消費してしまうのです。

足りなくなったら補給すればいい、と考える人もいるかもしれません。もちろんそういうことも必要でしょう。ちなみにビタミンB1は豚肉やうなぎや玄米に多く含まれます。

でも、例えば不景気で旦那さんの収入が減ったら収入の不足を補おうこともするかもしれませんが、まずは無駄な出費を抑えないと経済は成り立ちませんよね。

砂糖によって過剰にビタミンやミネラルが失われることも同じです。
ビタミンの無駄使いをしないためにも、砂糖の摂取を減らすように考えましょう。

ということで、次回も引き続き「砂糖のキケン」について書きます。

 

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