リバウンドすると以前よりも体脂肪は増えるのです

今週のテーマは 「リバウンドしないダイエット」 です。
昨日はリバウンドしてしまう人が非常に多いということを書きました。 「太ったらまたがんばればいいや」 と、リバウンドのことを簡単に考えている人が多いことも理由のひとつでしょう。

でも、それは簡単に考えてはいけないことなのです。リバウンドするということは元の体重に戻るだけではないんです。体重だけ見たら ”戻っただけ” であったとしても、身体の中身を見たら最初よりも悪くなってることがほとんどなのです。今日はそんな話題を書きます。

リバウンドすると筋肉が減って体脂肪が増える理由

体重が 60kg の人がダイエットをしたとします。
体脂肪率は 30%(体脂肪量 18kg)だとします。

ダイエットでは必ずしも体脂肪が落ちるだけではありません。むしろ、ダイエットの時には脂肪よりも筋肉のほうが落ちやすくなるのです。
ですから食事のことも運動もバランスよく、上手にダイエットしないと脂肪だけがキレイに落ちるなんてことはありません。筋肉も落ちるのです。

ここでは、脂肪と筋肉が同じだけ落ちたとしましょう。

10kg 痩せたとします。

d-17筋肉と脂肪が同じだけ、それぞれ 5kg 落ちたら
体脂肪量は 13kg になります。

体重は50kgで、体脂肪が13kgですから、計算をすると体脂肪率26% ということになります。

10kgもダイエットしたのに体脂肪率は4%しか落ちないんですね。それは脂肪以外のもの(筋肉)も一緒に落ちているからです。

で、このまま維持できたらまだいいんだけど..
以前のような食べ過ぎ、運動不足の生活に戻してしまったり、無理なダイエットの反動でリバウンドをしてしまったとします。

もちろん、リバウンドしてしまうようなときに筋力アップなんかするはずがないですからね。リバウンドする時は体脂肪だけが増えるでしょう。

10kgリバウンドしたら体脂肪量は23kgですよね。
その時点で体重60kg 体脂肪率38.3% になるのです。

体重は以前と同じ 60kg なのに、体脂肪は8.3%(5kg分)も増えてしまったわけですよね。リバウンドをするとこういうことになるのです。

しかも、体重は同じでも見た目は以前より太って見えるでしょう。
だって筋肉5kg分よりも、脂肪5kg分の方が体積はずっと大きいからです。

そして、5kg分の筋肉量が減ったこと。
それがさらなる問題を引き起こすのです。

 

筋肉量が落ちてしまうと

CB015C筋肉量が減れば疲れやすくなります。動くのがしんどくなるのでますます活動量が減ってエネルギー消費が減るから更に太りやすくなるという悪循環になったりします。

また、筋肉が減ることで基礎代謝が落ちてしまいます。筋肉というのは身体の中でエネルギー消費が大きな部位ですから、量が減ると毎日のエネルギー消費量が減ってしまいます。

しかも、筋肉量が減ると体温が低下して低体温になったり、冷え性になりやすくなります。近年では低体温になる人が増えていると問題視されていますが、体温が下がるということはエネルギー消費が下がってしまい太りやすくなるばかりか、免疫力が低下して病気になりやすくなります。特にガン細胞は低体温を好みますので、ガンになりやすくなったりもします。

間違えたダイエット、そしてリバウンドしてしまうことで、いろいろ良くないことが起こってくるんですよね。
たかがリバウンドと軽く考えてはいけないのです。

 

隠れ肥満はロコモ予備軍

隠れ肥満

昨今では特に若い女性の隠れ肥満傾向が問題視されています。このサイトのダイエット問診を申し込まれて来る人のデータを見ても、体重の割に体脂肪率が高い隠れ肥満傾向の人がほとんどです。

体脂肪率が高いということ。
それは筋肉量が低下しているってことなんですよ。
体脂肪率というのは身体の中での脂肪の割合ですからね。

で、若い女性はあまり健康のことを考えず、体重計の値ばかり気にしてダイエットをしちゃうでしょう。だから上に書いたような、リバウンドの理屈で筋肉を減らしてしまう。

サルコベニア肥満

まだ若いうちはなんとか体重を低めに維持できるけれど、20代後半から30代くらいになってくるとそれもできなくなって体重が増加し始めます。

そのような筋肉量が減っている肥満状態のことを「サルコベニア肥満」といいます。

ロコモティブシンドローム

そして40台以降くらいから、加齢とともに運動の機能が低下していって「ロコモティブシンドローム」の状態になってしまうんですよね。ロコモティブシンドロームとは運動器症候群といいますが、運動器系の障害によって将来「要介護」になるリスクが高い状態のことをいいます。

運動の機能は加齢にともなって衰えていくものです。筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、バランス能力低下など身体の機能は歳とともに必ず低下するのですが、ダイエットで不用意に筋肉量を減らしてしまって、若いうちから隠れ肥満の状態にあると、将来運動機能に障害を起こしやすくなるのです。

遠い将来の話ではないですよ。
ダイエットするならリバウンドしないダイエットをしておかないといけないのです。
リバウンドしてもいいやと思っているならダイエットなんかしないほうがいいんです。

 

でも、皆さん痩せたいんですよね。

だったら、今週のテーマをしっかり読んでいただいて、リバウンドしないためにどうしたらいいか、なぜリバウンドが起こるのか、ということを知っておいたほうがいいと思うんですね。

ですから次回はリバウンドのメカニズムについてお話をしたいと思います。

 

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コメント

  1. ひだこ より:

    もしもしさん

    納得でした!

    ほめやせ頑張っている時は元気モリモリだったんですが、なんだか疲れやすくなったような気がしていました。

    体重は4kgくらい戻って、体脂肪は7~8%戻りました(^_^;)

    今度は体脂肪を減らすこと、リバウンドしないダイエットを目指します!

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