お米からのビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取を増やそう

特集記事:お米からのビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取を増やそう 1/

今週のメルマガ&ソーシャルの話題は 「ビタミン・ミネラルについて」 でした。来週は 「食物繊維について」です。どちらも現代社会で不足している栄養素なので、もっと多く摂りましょう。という内容です。

そして、どちらも 「野菜をもっと食べましょう」 という話題が多くなるのですが

ここでは 「お米からのビタミン・ミネラル、そして食物繊維の摂取を増やしましょう」 という話をしたいと思います。

お米からのビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取を増やそう

美味しいとヘルシーの両立

米は日本人の主食です。毎日お米を食べるのに、その米のビタミンやミネラルや食物繊維の多くを捨ててしまっています。とってももったいないことをしているのです。

それは、玄米を精米して 「白米」 として食べているからです。
この記事を読まれている殆どの人は玄米でなく白米を食べているのではないでしょうか。

「なるほど、玄米を食べろって話しなんだね。」
「健康にいいのはわかっているけど、玄米って美味しくないんだよね。」

そう思われている人もいるでしょう。
たしかにこの特集記事では、玄米は栄養豊富だよという話をしますが、それだけではなく、お米からの栄養をしっかり摂ることと、美味しく食べることを両立させようという話をしていこうと思っています。

ですから最後まで読んでくださいね。

ますは、白米と玄米の違いの説明から始めます。玄米と白米でどのくらい栄養が違うのか、ってことも知っていただけたらって思います。

玄米とは

イネの果実である籾(もみ)から、一番外側の籾殻(もみがら)だけを取り除いた状態のお米を「玄米」 といいます。玄米の一番外側は果皮といい、茶色い色をしています。

白米とは

玄米の状態から表面を白くなるまで削りとって、ぬか層 や 胚芽 を取り除いてしまった状態を白米といいます。その削り取る作業を 精米 といいます。

 

白米と玄米のメリット・デメリット

では、なぜ精米して外側を削りとって白米にするのか。
それは、「美味しいから」 です。
また、白米のほうが消化に良いということもあります。
これらは白米のメリットといえるでしょう。

しかし、白米は ぬか層 や 胚芽 を削りとってしまうので、そこに含まれているビタミンやミネラル、そして食物繊維が失われてしまうのです。

玄米は表面が固く粘り気もないですし、食感もよくないのですが、栄養的には白米よりもずっと優れているのです。簡単に言ってしまえば..

  • 美味しいけど健康的じゃない白米
  • 健康的だけど不味い玄米

ということで、「白米は死んでいる、玄米は生きている」 と言われるのですが、お米の糠を取り除いて白米を食べるようになった歴史の中には、このようなエピソードがあるのです。

 

脚気の歴史

脚気とはビタミンB1が不足すると起こる病気です。
ビタミンB1は玄米には含まれているけど、白米には含まれていない栄養素です。
ですから、米を主食とする日本人は、玄米を食べていれば脚気の心配はないけれど、精米して白米を食べるならビタミンB1不足が起こる危険が出てくるのです。

日本で脚気が起こっていたのは日本書紀にその記録があり、すでに平安時代のころの貴族には脚気が発生していたと考えられています。

それが江戸時代になって、特に江戸では町人にも脚気が発生するようになりました。当時はその病気の原因はわからず、 「江戸患い」 と呼ばれたそうですが、その頃から精米した白米を食べる習慣が広がり、町人でも白米を食べるようになったことが原因と考えられています。

日清、日露戦争での脚気流行

また、明治時代の陸軍は 戦時陸軍給与規則 で兵士への食事を白米中心にすることを定めたことから兵士の脚気が流行します。従軍兵110万人のうち、脚気患者が21万人、そのうち脚気による死者が3万人に上ったとされています。

ところが同じ軍隊でも麦飯中心だった海軍では脚気による死亡者はゼロだったそうです。

これらは、 かつて玄米や雑穀を食べていたのを、美味しく食べるために精米して白米に切り替えたことから起こった問題ですが、現代でも問題は継続しているのです。

脚気は隠れた現代病

明治大正の時代に脚気が流行したのは、当時はまだ栄養や医学に関する知識も十分ではなかったからです。現在では脚気の原因がビタミンB1不足によるものであることがわかっています。米からビタミンが摂取できなくても、他のおかずからきちんと摂取すればいいのであって、昭和になって以降、国民の栄養の状態も改善され、脚気は昔の病気と思われていました。

ところが最近になってまた脚気が増えているのです。

 

現代型栄養失調の問題

栄養失調というと、食糧危機や貧困で食べるものがない状態を想像するかもしれませんが、偏食や食の乱れやダイエットで摂取する栄養バランスが悪くなっても起こるのです。

また、原因のひとつとして、インスタント食品や砂糖食品、ジャンクフードなどの食品添加物の増加が挙げられています。

ジャンクフード

これらは糖分や食品添加物を多く含んでいますが、それを体内で処理するためには大量のビタミンが必要なのです。そして、そちらにビタミンが使われてしまい体内のビタミンが足りなくなり脚気を起こす例が発生しているのです。

そういったことを考えても、やはり米からだってビタミンやミネラルや食物繊維を摂取することを見直すべきという考えが広まって、現在では健康のために玄米食を食べることが見直されるようになっているのです。

では、玄米と白米でどのくらい栄養素が違うのか、次の記事で比較してみましょう。

 

次の記事 > 白米と玄米の栄養の違い 精米で失われるもの
特集記事 「お米からのビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取を増やそう

 

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください