タンパク質は身体を構成する大切な栄養素です

今週は 「タンパク質について」 という話題です。

タンパク質というのは三大栄養素の一つであり、私たちの身体そのもの、組織をつくっている。大切な栄養素です。

皮膚、骨、筋肉、毛髪、血液、臓器、みんなタンパク質なんです。
ん、骨はカルシウムだから、ミネラルじゃ? と思う人もいるかもしれないけど、骨の土台はタンパク質なのです。また、ホルモンや、酵素、神経伝達物質、これらもタンパク質をもとにして作られています。

私達の身体はタンパク質でできているといっていいでしょう。

その私たちの身体は約60兆個の細胞から成り立っているのですが、もともとお母さんのおなかの中にあった1個の細胞から約270種類の細胞に分化され、分裂を繰り返して、私たちの身体が形成されているわけですが

 

身体の細胞はどんどん入れ替わっているのです

その60兆個の細胞には、それぞれ寿命があります。同じ細胞がずっとそこにあるのではなく、毎日沢山の細胞が生まれ変わっているのです。

たとえば、脳の細胞だって、入れ替わっているのです。脳の場合は1ヶ月で全体の40%は新しく入れ替わっていて、約1年で、ほぼすべての細胞が新しくなるんです。

筋肉は1ヶ月で約60%が新しい細胞になります。約7ヶ月でほぼすべてが生まれ変わってしまうんですね。

そのように、体の各部分によって細胞の寿命は異なります。

  •  ・・・1ヶ月で約40%~約1年で入れ替わる
  • 胃の粘膜 ・・・3日で入れ替わる
  • 腸の絨毛 ・・・1日で入れ替わる
  • 肝臓 ・・・1ヶ月で約96%~約1年で入れ替わる
  • 腎臓 ・・・1ヶ月で約90%~約1年で入れ替わる
  • 筋肉 ・・・1ヶ月で約60%~約200日で入れ替わる
  • 皮膚 ・・・1ヶ月で入れ替わる
  • 血液 ・・・100~120日で入れ替わる
  •  ・・・成人2年半で入れ替わる

 

こんな驚くようなスピードで、あなたの身体はどんどん新しい細胞に入れ替わっているのです。平均すると、1分間になんと30億個の細胞が生まれ変わっているんですよ。

そしてそれらの細胞は、そう、タンパク質がもとでできているわけですから、食事でタンパク質を補給するということはとても大事なことなのです。タンパク質が不足すると、身体を作る材料が足りなくなってしまったり、身体の機能はうまく働かなくなったりするわけですね。

 

タンパク質はアミノ酸から構成されます

タンパク質はアミノ酸という物質から構成されています。

自然界には約500種類のアミノ酸が発見されていますが、そのうち約20種類のアミノ酸が人間の身体を構成しています。
その20種類のアミノ酸は大きく二つに分類されます。11種類は他のアミノ酸から体内で合成して不足を補うことができるのですが、必須アミノ酸といわれる残りの9種類は食事から摂取することが不可欠です。

名前なんか覚える必要はないですが、一応書きましょう。

<必須アミノ酸>

バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン

<非必須アミノ酸>

アルギニン、アラニン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、チロシン、アスパラギン、グリシン、セリン

なんとなく聞いたことがある名前もあるでしょう。
ちなみに、アルギンZっていう栄養ドリンクがあるけど、含有成分の「アルギニン」からとった名前なのでしょう、きっと。
アミノ酸のサプリメントで「BCAA配合」というものがありますよね。これは必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンのことです。その他にも聞いたことがある名前があると思います。

で、名前は覚えなくていいけど、タンパク質を補給するということはアミノ酸を補給するということであって、20種類あるアミノ酸をバランスよくとれるように、いろんな食品を食べるのがいいんだということ、特に必須アミノ酸は大事ってことは覚えておいて下さい。

アミノ酸の組み合わせ

ちなみに、日本人の主食であるお米には約7%、欧米人の主食である。小麦には11%ほどのタンパク質が含まれますが、そのバランスは異なります。

欧米人の主食の小麦は必須アミノ酸のリジン、メチオニン、スレオニンが少ないのですが、欧米人は肉や乳製品を多く食べます。それらには小麦に含まれない必須脂肪酸が多く含まれていてちゃんと補なえるのです。

日本人の主食の米にやや不足ぎみであるリジンは、豆類にたくさん含まれています。また、豆類に少ないメチオニンは米にたくさん含まれています。
つまり、昔からに日本食の組み合わせ、味噌や豆腐などの大豆製品と米の組み合わせは、必須アミノ酸の確保には理想的だと言えるんですね。

昔の人たちにアミノ酸の知識なんて無かったはずなのに、日本に限らず、世界各地の伝統的な食習慣を調べてみると、必須アミノ酸のバランスがきちんととれている場合が多いそうです。古来の人々の健康のヒケツや知恵がいかされているのですね。

なのに・・

豊かになった現代の日本人はファミレスで、ステーキにライスにスープ、みたいな。

外食時ばかりでないですよね。家庭の料理でも昔ながらの日本食の献立は少なくなってきていると言われますが、昔は自然に出来ていたことが出来なくなっていたりするのです。

魚を食べる量が減って、肉が増えたということも大きな変化ですよね。

時代が変われば食の文化が変わるということもあるでしょう。
でも、人間の身体に必要な栄養というのは変わらないのです。あなたの身体は今も昔もタンパク質でできているのですから、時代が変わろうとも、ダイエット中であろうとも、必要な必須アミノ酸はきちんと補給しないといけないんですね。

 

ということで、今週は、タンパク質を含む食品にはどんなものがあるか、そしてどのくらい食べるようにしたらいいのかなどの話しをしていきたいと思います。

明日は「動物性タンパク質と植物性たんぱく質について」書きますね。

 

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