亜鉛
栄養素の特徴と働きTOP亜鉛とは
亜鉛は元素記号Zn、原子番号30、原子量65.38の金属です。
亜鉛は人の必須ミネラルの一つです。
亜鉛が多く存在する臓器は、毛髪、肝臓、腎臓などがあり、これらの臓器に共通するものは新陳代謝の高さです。つまり亜鉛は代謝を活発にする働きがあるのですが、タンパク質の代謝に関与する酵素に亜鉛が不可欠であ、成長期の子供に不足すると成長が阻害されることが分かってきています。
亜鉛の働き
- 骨の組織の強化(石灰化の促進)
- 味らいの形態維持
- 肝臓におけるレチノールタンパク質の合成
- 皮膚の正常化保持
- 性腺の発育・機能保持および性腺刺激ホルモンや種々の性ホルモンの分 泌維持
- 糖代謝、インスリンの合成・貯蔵
不足すると
亜鉛が不足すると味覚障害や皮膚炎、食欲不振が起こることが知られていますが、詳しいメカニズムはわかっていません。
子供に不足があると、成長障害、性腺発育障害がみられます。
この他、免疫機能低下、皮疹、創傷治癒障害、慢性下痢、男性機能不全、貧血、催奇形性、精神障害などが起こる可能性があります。
摂り過ぎると
亜鉛は毒性が低く通常の食生活で過剰摂取になる心配はありませんが、過剰に摂取すると上部腹部痛やめまいが起こったり、非常に大量に摂取した場合、免疫機能低下、HDLコレステロールの低下などが起こることが報告されています。
亜鉛の1日の所要量
年 齢 (歳) |
亜 鉛 | |
所要量 (mg) | 許容上限摂取 (mg) |
|
男 女 | ||
0~ (月) | 1.2* | - |
6~ (月) | 4 | - |
1~2 | 5 | - |
3~5 | 6 | - |
6~8 | 6 6 | - |
9~11 | 7 7 | - |
12~14 | 8 8 | - |
15~17 | 10 9 | - |
18~29 | 11 9 | 30 |
30~49 | 12 10 | 30 |
50~69 | 11 10 | 30 |
70以上 | 10 9 | - |
妊婦 | +3 | 30 |
授乳婦 | +3 | 30 |
*人工乳の場合は3mg/day
厚生労働省 第6次改定日本人の栄養所要量 より
「日本人の食事摂取基準」(2010年版)はこちら
亜鉛の多い食品 mg/100g中
- 準備中
ダイエット教室
ミネラルについてはダイエット教室のテーマでも詳しく書いています。
こちらを参照してください。
フッダ1(カロリー計算)
フッダ2(カロリー計算)